競走馬には、それぞれ得意とする競馬場やコース、馬場状態があり、そしてそれは
血統によるところが大きいと考えられます。
近走不振だった馬が、得意とする条件になった途端に激走するケースなどもしばし
ば見られます。ゆえに血統は、穴馬を見つける上でも重要なファクターであるといえ
るのではないでしょうか。
日本における競走馬の主な血統は以下のようになります。
- サンデーサイレンス系
アグネスタキオン/アドマイヤマックス/オンファイア/ゴールドアリュール/サク
ラプレジデント/サムライハート/スズカフェニックス/ステイゴールド/スペシャ
ルウィーク/ゼンノロブロイ/ダイワメジャー/ダンスインザダーク/ディープイン
パクト/デュランダル/ネオユニヴァース/ハーツクライ/フジキセキ/ブラックタ
イド/マンハッタンカフェ/リンカーンなど - ミスタープロスペクター系(ミスプロ系)
アグネスデジタル/アドマイヤムーン/アフリート/イーグルカフェ/エンパイアメ
ーカー/キングカメハメハ/キングズベスト/サウスヴィグラス/スウェプトオーヴ
ァーボード/フォーティーナイナー/ルールオブローなど - グレイソブリン系
アドマイヤコジーン/ジャングルポケット/スターオブコジーン/タマモクロス/トニ
ービンなど - ノーザンダンサー系
<芝スピード型>
キングヘイロー/シングスピール/ゼンノエルシド/ファルブラヴ/ローエングリン
など
<芝スタミナ型>
オペラハウス/コマンダーインチーフ/サドラーズウェルズ/ジェネラス/ダンシン
グブレーヴ/テイエムオペラオー/フサイチコンコルド/ホワイトマズル/メイショ
ウサムソンなど
<ダート型>
クロフネ/ジャイアンツコーズウェイ/ストームキャット/ストームバード/ストラ
ヴィンスキー/スニッツェル/ファスリエフ/フレンチデピュティなど -
ロベルト系
グラスワンダー/シンボリクリスエス/タニノギムレット/ブライアンズタイム/マ
ヤノトップガンなど
それでは、 血統予想がハマった事例をいくつか見てみましょう。
<事例1:グランプリレースは「ステイゴールド産駒」を狙え!>
ここでいうグランプリレースとは、日本中央競馬会(JRA)が開催するG1レースである
宝塚記念と有馬記念です。
2009年から2014年の間、当該レースは計12回おこなわれていますが、そのうち9回
は、父がステイゴールドである馬が勝利しており、なんと8割近い勝率を誇っています。
-2009~2014 グランプリレース(宝塚記念/有馬記念)勝ち馬-
- 09′ 宝塚記念:ドリームジャーニー(父:ステイゴールド)
- 09′ 有馬記念:ドリームジャーニー(父:ステイゴールド)
- 10′ 宝塚記念:ナカヤマフェスタ(父:ステイゴールド)
- 10′ 有馬記念:ヴィクトワールピサ(父:ネオユニヴァース)
- 11′ 宝塚記念:アーネストリー(父:グラスワンダー)
- 11′ 有馬記念:オルフェーヴル(父:ステイゴールド)
- 12′ 宝塚記念:オルフェーヴル(父:ステイゴールド)
- 12′ 有馬記念:ゴールドシップ(父:ステイゴールド)
- 13′ 宝塚記念:ゴールドシップ(父:ステイゴールド)
- 13′ 有馬記念:オルフェーヴル(父:ステイゴールド)
- 14′ 宝塚記念:ゴールドシップ(父:ステイゴールド)
- 14′ 有馬記念:ジェンティルドンナ(父:ディープインパクト)
10’宝塚記念においては、単勝8番人気のナカヤマフェスタが、当時、最強牝馬とい
われた単勝1番人気のブエナビスタを下す波乱の結果となりました。
また、12’有馬記念においては、1着にゴールドシップ、2着に父ステイゴールドのオ
ーシャンブルー(単勝10番人気)が入線し、父ステイゴールドの馬によるワン・ツー
の結果となりました。
当時、血統からオーシャンブルーを穴馬に指名し、おかげさまで三連単24,250円を
的中させることができました。
<事例2:阪神マイルG1は「ディープインパクト産駒」を狙え!>
ここでいう阪神マイルG1とは、日本中央競馬会(JRA)が開催する、距離1600Mの
G1レースである桜花賞、阪神ジュベナイルフィリィーズ(以下、阪神JF)、朝日杯フ
ューチュリティS(以下、朝日杯FS ※2014年より阪神開催)のことです。
2011年から2014年の間、当該レースは計9回おこなわれていますが、そのうち7回
は、父がディープインパクトである馬が勝利しており、8割近い勝率を誇っています。
-2011~2014 阪神マイルG1(桜花賞/阪神JF/朝日杯FS)勝ち馬-
- 11’桜花賞:マルセリーナ(父:ディープインパクト)
- 11’阪神JF: ジョワドヴィーヴル(父:ディープインパクト)
- 12’桜花賞:ジェンティルドンナ(父:ディープインパクト)
- 12’阪神JF:ローブティサージュ(父:ウォーエンブレム)
- 13’桜花賞:アユサン(父:ディープインパクト)
- 13’阪神JF:レッドリヴェール(父:ステイゴールド)
- 14’桜花賞: ハープスター(父:ディープインパクト)
- 14’阪神JF:ショウナンアデラ(父:ディープインパクト)
- 14’朝日杯FS:ダノンプラチナ(父:ディープインパクト)
桜花賞については、2011~2014年の間、4連勝しており、2012、2013年において
は父ディープインパクトの馬によるワン・ツーの結果になるなど、同レースには滅法
強いです。
14’阪神JFにおいては、出走馬中で唯一のディープインパクト産駒であるショウナン
アデラを穴馬として狙い、おかげさまで三連単22,780円を的中させることができまし
た。
<事例3:道悪は「オペラハウス産駒」を狙え!>
2010年に開催された「第84回中山記念」は、天候不良の影響で不良馬場となりました。
勝ったのは、単勝13番人気で父がオペラハウスであるトーセンクラウン。そして2着には
同じく父がオペラハウスである単勝12番人気のテイエムアンコールが入線し、父オペラ
ハウスの馬によるワン・ツーの結果となりました。
また、2011年に開催された「小倉日経オープン」は日本中央競馬会(JRA)のWIN5対象レ
ースに指定されましたが天候不良の影響で重馬場となりました。そこで父がオペラハウス
である単勝6番人気のガンダーラを勝ち馬に指名したところ、見事に勝利、おかげさまでWI
N5が的中し高配当を手にすることができました。
<事例4:小倉記念(G3)はグレイソブリン血統を狙え!>
小倉記念(G3)は、夏の小倉競馬場で開催される芝2000Mのレースであり、グレイソブリン
血統の馬が好走するレースです。
本レースは、2007~2014の間、計8回おこなわれていますが、そのうち5回はグレイソブリン
の血をもつ馬が勝利しています。また、勝利には至らずとも、ほぼ毎回のように馬券に絡んで
おり(※2012年は該当馬が出走せず)、しばしば大穴を演出しています。
-2007~2014 小倉記念(G3)1~3着馬-
※赤字がグレイソブリン血統の馬
- 07’:1着 サンレイジャスパー、2着 ニホンピロキース、3着 アラタマサモンズ
- 08’:1着 ドリームジャーニー、2着 ダイシングロウ、3着 ケンブリッジレーザ
- 09’:1着 ダンスアジョイ、2着 ホッコーパドゥシャ、3着 クラウンプリンセス
- 10’:1着 ニホンピロレガーロ、2着 バトルバニヤン、3着 スマートギア
- 11’:1着 イタリアンレッド、2着 キタサンアミーゴ、3着 リクエストソング
- 12’:1着 エクスペディション、2着 トーセンラー、3着 ナリタクリスタル
- 13’:1着 メイショウナルト、2着 ラブリーデイ、3着 マイネルラクリマ
- 14’:1着 サトノノブレス、2着 マーティンボロ、3着 メイショウナルト
2010年には、単勝9番人気のニホンピロレガーロを本命◎に指名、おかげさまで単勝1,970円
三連複15,830円、三連単124,130円を的中させることができました。
重賞レースを予想する際には、当該レースにおける過去数年間の1~3着馬を調べることで
馬券に絡む馬の傾向が見えてくると思います。
自分で穴馬を見つけ出し、馬券が的中した時の喜びは格別なものがあります。
以上
競馬予想なら!
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